« パーキンソン病 | トップページ

2017年3月21日 (火)

友人は旅立ちました

            友人は旅立ちました

 

急性骨髄性白血病で病と闘っておられた友人は2月6日にお亡くなりになりました。

昨年7月に発症した当時はもって10日だろうと言われていましたが、8

日めにお見舞いに行って病室にて鍼をしたところ、抗癌剤による副作用

がほとんど無くなり、以後食事も一般食になり、ご飯も大盛りという日々が続きました。

11月に入って3回目の抗癌剤療法が終わった頃から、白血球が増えなくなり、

1214日には医師に「正月を迎えるのは無理だろうから、元気なうちに

身辺整理をしなさい」と宣告され、退院後18日より僕の所で鍼灸の治療を始めました。

9時から夕方5時頃まで治療三昧の日々で、お灸の煙も蔓延して、時

間だからと昼ご飯を食べたりして、患者さんにはご迷惑だった事だと思います。

正月明けの1月半ば頃から体のあちこちに炎症がおき始め、発熱も酷

く、やむなく下旬には緩和処置のため病院へ戻りました。

その後、高熱のため衰弱が始まり、モルヒネの効果も無く痛みに苦しむ

ようになりましたが、お見舞いの度に看護師に隠れて鍼をすると不思議

に笑顔が戻り、世間話ができ、食事も取れました。

25日の日も隠れて鍼をすると、楽になったと、おにぎり・味噌汁・ミカ

ン・キウイフルーツを平らげ、他愛も無い話をして別れました。

翌日も見舞いに来た友人と40分ほども話して、彼が帰った後に急変して亡くなったそうです。

 

中途失明者でしたが、自分を卑下することなく、素直で明るい奴でした。

集中して治療をした期間は一ヵ月半ですが、鍼する事に見えると言って

は、僕の服の柄を言い当てたり、鼠径ヘルニアが手に鍼するだけで治っ

たりと、鍼が良く効く治療家冥利に尽きる患者さんでした。

身寄りが無く、遺骨の引き取り手も無い状態でしたが、身延山のお寺で

永代供養してくれる事になり、戒名まで戴きました。

50歳という人生を幸せだったか解りませんが、亡くなるまでの間に痛み

に苦しんだのは1週間にもなりません。

それだけでも、良い終わり方だったねと労いたい思いでいます。

癌は決して苦しみぬいたまま死ぬ病では無いことご理解いただければと思います。

 

気にしていただいた皆さんにご報告いたしました。

 

« パーキンソン病 | トップページ

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事